FOREST and AMBER
norm で初めてのオリジナルブレンドを作りました!
FOREST と AMBER の二種類です。
FOREST は生烏龍茶、緑茶、クロモジのブレンドです。華やかなジャスミンのような香りがふわり、生姜や山椒を想わせる爽やかな香りが鼻に抜け、植物の生い茂る森にトリップできます。渋みや苦みのない透明感のあるお茶です。ホットはもちろん、水出しは茶葉量をあまり使わずともすっきり香りよく淹れられることもおすすめポイントです◎ 元々クロモジの香りがとても好きで、自分でもよく番茶や烏龍茶と合わせて楽しんでいたのですが、今回はそのバランスを整えてブレンドとして組み直しました。特に春夏のあたたかい時期に、さっぱり火照った身体を冷ましてくれるようなお茶だと思います。飽きのこない味わいはいつも茶箱に入っていてほしい「ニュー食卓のお茶」です!
AMBERは紅茶を二種類、ほうじ茶と国産日桂の葉を合わせたブレンドです。ふんわりあたたかな焼きリンゴを想わせるような香りとべっこう飴のような甘い余韻、渋みや雑味のない透明感のあるお茶です。お茶単体でももちろん楽しめますが、甘いお菓子にもよく合います。ミルクに茶葉と砂糖を一晩漬け込んでミルクブリューにしてもチャイのような味わいを楽しんでいただけます◎ このブレンドは先にメインで使いたい紅茶を一つ定めました。それから、この紅茶にこんな余韻があったら、もう少し軽やかな一口目にしたい、味のボリューム感と香りのバランスがこうだったら、と足したり引いたりするイメージで自分の想う「おいしい」により近付けていくような作業を経て仕上げました。結果として香りが過多になることもなく、甘いお茶としてミルクと合わせることもできるのに、水出しにすればワインのように食事に合わせることもできるような万能な1杯ができたと自負しております・・・!
norm を始めた時、ブレンド(合組)されていない、品種や産地、生産者のわかるお茶の魅力や楽しさを共有できたらという想いがありました。norm tea house の店頭には常に15種類前後の茶葉が並んでいます。ほとんど全て産地や品種を混ぜていないお茶です。お茶は毎年収穫シーズンの後、夏頃には買い付けをしてそれから一年をかけて、寒い時期にはあたたかいお茶を、暑い時期には涼やかなお茶をと選び順々に店頭に並べています。
お店を始めた頃は、買い付けしたお茶をずらりとA4用紙に4枚ほど全てを並べていたのですが、これでは多すぎてお茶を買う人を無駄に悩ませてしまう・・・と半分にし、さらに減らし、とどんどんすっきりしていき今の形に至りました。
そんな中で、通年を通してお出しできるオリジナルのブレンドがあっても良いのかも?と考えての今回のブレンドです。とはいえ、使用している元の茶葉は全て元々は店頭にシングルのお茶として並べていた個性豊かな茶葉たちです。アンチブレンド派だったのに、なんだか意外と美味しいし楽しい〜〜と盛り上がっています、人生何があるかわからないです。(?)
そんなわけでぜひ飲んでみてくださいね〜〜✌️